019e <firstname>:
1070 栞子ちゃん、お待たせ！

01a5 栞子:
1071 いえ、私も今来たところです

019e <firstname>:
1072 ねえ、この前栞子ちゃんと歩夢ちゃんにマッサージ……っていうか<br>ツボ押しをしてもらったでしょ？<br>あの後自分でもやってみたんだけどなんかいい感じなんだ

019e <firstname>:
1073 夜もよく眠れるようになったし食欲も出たよ。<br>今日はパン３個も買っちゃった

01a5 栞子:
1074 あっ……

01a5 栞子:
1075 あの、実は私、お弁当を作ってみたんです……

019e <firstname>:
1076 えっ、私に……？

01a5 栞子:
1077 はい……。でも、もうパンがあるんですね。何も言わず勝手に作って<br>しまってすみませんでした。改めて、明日は私に作らせて―

019e <firstname>:
1078 いやいや！　明日と言わず今食べさせて！<br>パンは部活のときにみんなで分けて食べよう！

01a5 栞子:
1079 いいんですか？

019e <firstname>:
107a それは私のセリフだよ！<br>私なんかにお弁当作ってくれるなんていいの？

01a5 栞子:
107b もちろんです！　私はあなたの健やかな生活をお守りしたいんです！

019e <firstname>:
107c 栞子ちゃん……

019e <firstname>:
107d こんな私でも変わらず親切にしてくれてありがとう

019e <firstname>:
107e あの……ちょっと相談に乗ってもらえないかな？

019e <firstname>:
107f 私、前はどんな風にみんなに接してたのかな？　できれば同じように<br>できたらいいなと思うんだけど、やっぱり聞きにくくて……

01a5 栞子:
1080 そうですね、あなたはスクールアイドルの一番の味方であろうとしていたと思います。みなさんのやりたいことを理解して支えてくれていました

019e <firstname>:
1081 理解して支えて……

01a5 栞子:
1082 あの、無理に前と同じようにしなくてもいいと思いますよ？<br>そういうことは、私もみなさんも望んでいないと思います。<br>あなたらしくいてくれればと、それだけです

01a5 栞子:
1083 ただ楽しく過ごしていて欲しいんです。好きなことに前向きに、<br>情熱を持って動いているあなたはとても魅力的なので

019e <firstname>:
1084 好きなこと、かあ……

01a5 栞子:
1085 探してみましょうか？　あなたがまた情熱を燃やせるものを

01b6 バレー部部員:
1086 ねえ、体験入部じゃなくて本当にうちに入ってよ！<br>うちもなかなか楽しいでしょ？　レギュラーだって夢じゃないよ！

01a5 栞子:
1087 ええ、チームワークを大事にするあなたには向いていると思いますよ

019e <firstname>:
1088 あはは、ありがとう～！　でも褒めすぎだよ

019e <firstname>:
1089 みんな息が合ってるからすごくプレイしやすい！　みんながみんなの次の行動がわかってるみたいな動き方しててびっくりしちゃった！

01b6 バレー部部員:
108a えっ、わかる！？　コートの中にいるときは、<br>自分やチームメイトがどう動くかを考えるようにしてるの！

019e <firstname>:
108b やっぱり！？　それってチームメイトみんなの心がひとつじゃないと<br>できないことだよ。ニジガクのバレー部ってすごい！！

01b7 陸上部マネージャー:
108c 走りっぷりを見てわかりました！　あなた、いい筋肉してます！<br>中距離でも長距離でもいけそう！

01a5 栞子:
108d だそうですよ！　陸上はどうですか？

019e <firstname>:
108e はあ、はあ……私って中距離も長距離もできる筋肉だったんだ～！<br>そういうのわかるってすごいね！<br>それだけ毎日選手のことを見てるんだね

019e <firstname>:
108f 向いてる、っていう言葉に惹かれちゃうけど……<br>私は陸上部のみんなみたいに苦しいときにも笑えるくらいの<br>陸上に対する愛情が足りないよ

019e <firstname>:
1090 みんな陸上競技が大好きなんだな～、って伝わってくる！<br>あなたみたいな敏腕マネージャーがいるから安心して打ち込めるんだね

01b8 推理小説研究会　会員:
1091 我が研究会では、推理小説を読むだけでなく<br>自分たちで書くこともしています。これは私が書いた……

019e <firstname>:
1092 おもしろすぎる！！

019e <firstname>:
1093 短編でこんなに満足できるなんてあなたってすごい作家さんだね！<br>学園でありそうなシチュエーションなのもドキドキしちゃって、<br>これから大廊下を通るとき緊張しそうーー！

019e <firstname>:
1094 栞子ちゃんもこれ読んでみて！　すごいから！

01a5 栞子:
1095 は、はい！

01b8 推理小説研究会　会員:
1096 そんなに褒めてくれるなんて……新作できたらまた読んで！

019e <firstname>:
1097 栞子ちゃん、体験入部に付き合ってくれてありがとう。<br>どの部活もみんな意欲的で楽しそうだったな。<br>栞子ちゃんたち生徒会のみんながサポートしてるからだろうね

019e <firstname>:
1098 ……あれ、栞子ちゃん？

01a5 栞子:
1099 あっ、す、すみません！　なんでしょう？

019e <firstname>:
109a どの部活も意欲的で楽しそうなのは、<br>きっと生徒会のサポートのおかげだね、って

01a5 栞子:
109b ……あなたは、やはり根本からそういうお方だったんですね

019e <firstname>:
109c え？

01a5 栞子:
109d 誰かの「好き」を自然に受け入れる。<br>自分のことのように考え、真剣に向き合える。<br>相手が全力で取り組んでいることを応援することができる……

109e select: みんなすごくキラキラしているから:
109f select: あはは、大袈裟だよ:
019e <firstname>:
10a0 みんなすごくキラキラしているし、<br>なんだか応援したくなっちゃうんだよね

01a5 栞子:
10a1 あなたにとっては普通のことなんですね……

01a5 栞子:
10a2 ますます尊敬してしまいます

019e <firstname>:
10a3 あはは、大袈裟だよ

01a5 栞子:
10a4 決して大袈裟ではありません。素晴らしいことです！

01a5 栞子:
10a5 そういう向き合い方をしてくれる人がそばにいると、<br>人はより一層頑張ることができるんです